バスチャレンジ

コロナ休業要請中の出来事(ぷう8歳、小学2年)

ぷぅちゃんは毎朝、私とツルツルぴっこちゃんと3人でバス停まで車で行き、そこからバスに乗って学校へ通っています。



今年3月からコロナの影響で全国の学校がお休みになりました。

ぷぅちゃんの通っている支援学校ももちろんお休みになったのですが、親が仕事でどうしてもみれないという家庭は預りという形で預かって下さっていました。

ぷぅちゃんも預りでお願いしていました。


にいにの学校は預りはなく家にいたので、ぷぅちゃんなりにいつもと違うぞという異変は感じとったのだと思います。

少しずつ、バスに乗りたくないオーラが見え隠れしてきました。

でも、慣れたバスの介助員さんが優しく声をかけてくださり、なんとかバスに乗れていました。



春休みがすんで新学期、バス停へ連れて行くとバスの介助員さんが新しい方に代わっていました。



おそらく、新しく入られた方だと思われます。

1週目はなんとかバスに乗って行けていましたが、2週目、朝から学校に行きたくないオーラが出始めました。

なんとか車に乗せバス停に着きました。

バスに乗ろうと誘い手を引きましたが、突然アスファルトに座り込み大声を出し、大の字になり、頭打ちをし、オレは乗らないぞ〜!!と怒り出しました。引こずろうとしても暴れて一歩たりとも動こうとしません。




私とツルツルぴっこちゃんはバスに乗せることは諦めました。

そのまま3人で車で学校まで向かいました。

学校に着き、さあ、行こうかと声をかけました。ブンブンブン、頭を振っています。



校長先生、副校長先生、担任、副担任の先生が声をかけにきてくれましたが全く降りようとしません。

車の中で逃げ回っています。

担任の先生が機転をきかしダンボールで作ったゴロゴロと動く車を持ってきてくれました。

なんとか説得し興味を車に向けると車から降り、ダンボール車に乗って教室まで引っ張っられていきました。



結局この日からバスに全く乗らず、毎朝、私とツルツルぴっこちゃんは学校まで送り届けました。そして、20分くらいかけて車から降ろしました。



何で学校に行きたくないのでしょうか??

近くに住むアンジェルマン症候群のお子さんを持つワイミー先輩に相談しました。



「学校が面白くないけんじゃろ」



答えは直ぐ帰ってきました。


あ、そうなんか。


学校が面白くないから。

ただそれだけ。

友達もいない、DVDみて、預りだけの学校が面白くなかった。

ただそれだけ。



ワイミー先輩の言う通り学校が始まると今までのは何だったの?というくらい何もなかったようにスっとバスに乗れるようになりました。



本当にしんどい2ヶ月間でした。



コロナさん、コロナさん、頼みますよ。終息して下さいよ。お願いしますよ。